MonotaRO Tech Summer internship 2020 エンジニアリングコース バックエンド 参加レポート 2

名古屋大学工学研究科所属の鷲見公崇と申します。今回はモノタロウのTech Summer internship 2020のEngineeringコースに参加させていただけたので、その内容や感想について書きたいと思います。

リモートでのインターンに関して

コロナ下ということで今回のインターンはzoomを用いてリモートで行れ、誰かと直接対面することは一度もありませんでした。業務中は基本的にメンターの方とzoomを常時接続し、何か困った点や分からない点があれば随時質問する形式でした。私自身インターンが初めてで、それがリモートであることに不安がありましたが、メンターの方と常時接続だったこととSlackを用いてチームの方々が助けてくださる受け皿があり、極めてサポートが手厚く安心して取り組めました。

インターンで取り組んだこと

今回のインターンの業務としては検索エンジン回りのAPIのエンドポイントの追加が課題でした。検索システムとはWebサイトで商品やその他入手したい情報検索するためのシステムで、モノタロウのように商品件数のデータが非常に多い場合、高性能な検索システムの構築が重要になるそうです。実際には外部のオープンソースの検索エンジンを用い、その検索エンジンでの検索でヒットした商品の詳細情報を追加で返すようなAPIを実装しました。 実際の流れとしてはエンドポイントを実装し、テストコードを書き、レビューとその修正を行い、最終的にmasterにマージするところまでやりました。実装の一連の流れを体験できたのは自分にとって初めてのことで非常に貴重なものとなりました。またチームで開発を行う上でコーディング規則やコード管理(細かいgitの用い方)の重要性を多く学びました。特に自分の課題は既存のコードの上に自分のコードを書いていく形だったので、共通部分をどのように切り出すかなどが難しいと感じました。このようなことは個人での開発だとあまり気にしないことなので、チームでの開発というものを体験できた点が良かったです。

インターン中に開催された企画

まず初めに初日にオリエンテーションがありました。ここでは簡単なセキュリティの研修やインターンの概要の説明がありました。 その後初日から三日までの午前中にEC基盤グループ内のそれぞれのチームの方からチームの説明をしていただけました。私はそもそもEC基盤グループ自体何をやるグループなのか全く知らず、バックエンドのエンジニアリングに関して様々な知識が得られて良かったです。 また初日から最終日までの全てのお昼休みの時間に、チーム内や他のチームの方とリモートで会話をしながら昼食をとる時間を設けてくださりました。インターン中の多くの時間は実装などに従事するので、エンジニアの方と業務以外でのコミュニケーションをとれる時間はある意味貴重で、非常に有意義でした。 初日の午後にはメンターの方の計らいで尼崎の本社をzoomで案内もしてくださりました。広く開放的なオフィスで雰囲気が理解できたのに加えて,コロナ下での様子も知れて良かったです。 3日目は夕方から社員の方との懇親会がありました。インターン生2人、社員3人のグループ形式で行われ、1回メンバーの入れ替わりがありました。懇親会では社員さんの経歴や仕事で大切なこと、会社に対するちょっとした改善してほしいことなど貴重な話を聞けました。 4日目は16時からCEOの鈴木さんとCTOの久保さんとお話する機会がありました。インターン生がCEOの方に質問できる貴重な機会もあり、自分はモノタロウの就業時間に関する社風に関して伺ったのですが、拙い質問にもかかわらず丁寧に回答していただけました。 最終日は成果物発表があり、10分の発表時間でインターンで取り組んだことの発表をしました。Zoomで行ったのですが、社員の方が50名以上参加しており緊張しました。

まとめ・感想

まとめとしての感想ですが、今回このインターンに参加できて満足度が高く、本当に参加できて良かったと心の底から思います。他の会社のインターンは“学生向けにプログラムを用意する”といった実際の業務に関わらないものが多いですが、モノタロウのインターンでは非常に優秀なITエンジニアの方々が仕事をしている中に特別に入れてもらうことができるので、受ける刺激や吸収できることの質がまるで違うのではないかと思います。 業務の雰囲気としてはミーティングの数や時間が自分の想定より多いことを知りました。モノタロウでは就業時間(定時)がしっかりとコントロールされているのですが、その中でメンターの方やチームの方々が頻繁にミーティングに向かわれており、限られた時間の中で生産性を最大化している点がすごいと感じ、また同時に短時間で集中する重要性も痛感しました。 またプログラム言語やコーディングといったスキルの知識は「自由に使えて当たり前、知っていて当たり前」であり、その前提のもとどんなシステムを作るかを考えることがITエンジニアにとって大切なのではないかと感じました。配属されたEC基盤グループはバックエンドの中でも「延長線上にない変更」を行うところで、その点においても「何を作るのか」を考えることが大切なのではないかと感じました. 以上でレポートを終えたいと思います.最後になりますがこのような貴重な機会を与えてくださったモノタロウには感謝しかありません。本当にありがとうございました。