MonotaRO Tech Summer internship 2020 エンジニアリングコース バックエンド 参加レポート 5

こんにちは。京都工芸繊維大学大学院の大浦雅也です。株式会社 MonotaRO 様の Tech Summer Internship 2020 のバックエンド部門に参加させていただきました。このインターンに申し込んだ経緯と、インターンの内容、得られたものを参加レポートにしたいと思います。

申し込みの経緯

今までにも開発バイトやハッカソンなどでWeb APIを開発したことはあったのですが、基本的には渡された仕様通りに実装するだけであったり、実装しながら設計していくような開発をしたりしていました。実装が簡単というわけではないですが、実際に就職して働くとき、場合によっては設計やテストに割く時間の方が長いのではないかと思っていました。そこで、設計とテストをメインに、実装の前後を学べそうであった本インターンに申し込みました。

インターンの内容

作業のすごく大まかな流れは下の通りです。

1 日目:環境構築 2 日目:要件の確認、内部設計、要件の実装 3 日目:要件の実装の修正、ユニットテスト設計、ユニットテスト実装 4 日目:E2E(End-to-End) テスト設計、E2E テスト実装、発表準備 5 日目:成果発表

今回のインターンでは、どこと言えないくらい重要な箇所を触らせていただくことができ、かなりやりがいを感じました。言語はPythonです。また、事前情報の通り内部設計とテストをみっちりすることができたインターンでした。要件の実装は比較的短時間で終えて、じっくりテストを設計、実装する時間をとっていただけので、私としては一番の目的を達成することができました。

ちなみに、作業はすべてペアで行いました。基本的にはどちらかの画面を共有して、一人が作業を進め、もうひとりが作業を俯瞰して指示を出したり、ミスがないか確認したりという方式です。一人でしていると気づけなかったミスに気づくことができたり、知見を共有しながら作業をすすめられたのは新鮮でした。初めてのことも多く、充実したスケジュールだったのですが、Zoom でメンターの方といつでも通話できるようにしていてくださったので、困ったときはすぐに確認することができ、スムーズに進めることができました。

成果発表では、フィードバックをいただけた他、フロントエンド、データ分析のグループが何をしていたのかについても聞くことが出来ました。

また、様々なミーティングや勉強会に参加させていただいたり、リリース作業に立ち会わせていただいたりしました。開発だけでは、伝わらない社風についてもかなり知ることができました。

インターンで得られたもの

技術的なことについて

最初に会社についての説明を聞いたのですが、そのときにモノタロウが運用しているサービスがどういう構成なのかなどを紹介していただけました。長期間運用されているサービスということもあり、今までの経緯なんかも知ることができました。

大学の授業で学んだままだった設計とテストを実践することができたので、より深く理解することができました。設計、テスト、成果発表、それぞれについて社員の方数名にレビューしていただけたので、普段どのように考えて開発を進められているのかを知ることが出来ました。

リリースの見学では、実際に手順を確認しながらリリースを進めていくのを見せていただき、不具合を出さないためにされている多くの工夫を直接見せていただきとても勉強になりました。

モノタロウについて

いろんなミーティングに参加させていただいことが印象深いです。毎朝最初に行われる朝会では、各々のその日のタスクの確認や定常監視(異常のチェック)などをされているのを見せていただけたのは、本当に社員の一人になれたかのように思いました。

勉強会にも参加させていただいたのですが、非常にわかりやすく、勉強になりました。また、コロナ以前は LT も行われていたそうで、私はそういうイベントに参加するのが好きなので、知見を共有し、技術力を高めていける社風に魅力を感じました。

気になっていたリモートでの働き方についても、会社に行くことは週に 1 回程度であることなど、現在の状況を直接社員の方に聞くことが出来ました。ただ、オンラインでの開催ということで、直接オフィスや倉庫を見に行くことが出来なかったのは少し残念です。

おわりに

普段の研究や、趣味の開発でもテストをしようと考えるようになりました。単純な機能でも実際にテストしてみると色々と不具合が見つかったり、テストをしやすいように実装すること自体が、不具合の少ない実装につながったりすることが実感できました。

最後になりますが、受け入れてくださったモノタロウの社員の皆様本当にありがとうございました。とにかくインターンの内容が何についても非常に具体的で、実際に働くときの感覚を掴めました。モノタロウの社員の一人としてどのように働くのかのイメージを持ちたい人、ある程度実装はできるのでその前後について詳しく学んでみたいという人はぜひ参加してみてください。