明けましておめでとうございます。MonotaROでフロントエンドのエンジニアをやっています、 id:silverbirder180 です。今年もよろしくお願いします。
昨年の12月に、OSSGate ワークショップ 第5回目を社内で開催しました。 その中での出来事や、学びについてご紹介しようと思います。
OSS Gate とは?
以下のスライドがわかりやすいと思います。 slide.rabbit-shocker.org
簡単に説明すると、OSS開発をしたことがない未参加者(興味あり)が、Gateをくぐって OSS開発をしたことがある参加者(自信なしor活発)になることを目的とした取り組みのことです。
※ OSS Gateワークショップ (チュートリアル) by OSS Gate is licensed under CC BY-SA 4.0
OSSGate 参加者について
今回のワークショップでは、次のような参加者の構成となりました。
・モデレータ:私 ・ビギナー:5人 ・サポーター:5人 (私が1人兼任) ・モデレータサポーター:なし
OSS開発について興味を持つビギナーが多く、サポータの数は少し足りないという事態になりました。嬉しい限りで、企画した甲斐があります。
ワークショップ実施
ワークショップの作業ログは、こちらになります。
- https://github.com/oss-gate/workshop/issues/1354
- https://github.com/oss-gate/workshop/issues/1355
- https://github.com/oss-gate/workshop/issues/1356
- https://github.com/oss-gate/workshop/issues/1357
- https://github.com/oss-gate/workshop/issues/1358
どのビギナーの方も、githubに対してIssueを立てることができました !
当初『英語が伝わるか不安...』『怒られないか不安...』という声がビギナーからありました。
Issueを立てるのに不安を感じるビギナーに対して、サポータからの後押し(『大丈夫だよ!』)により、OSS開発の一歩を踏み出すことができました。おめでとうございます!
ワークショップを通じて
OSSの開発に対して、ビギナーが感じていた抵抗感は、似たようなものが多かったです。
- 初歩的なIssueを立てて良いのか
- Issueに書いた英語が通じるのか
- Issueを立てた先の相手から怒られないか
"知らない/見えない 相手に対して、過大評価" しているように思います。 Issueを投稿後のビギナーの感想では、次の通りです。
- 簡単な質問をしているIssueがあった
- 英語が意外と相手に通じた (Google翻訳 様々)
- OSSのIssueはWelcomeなため、むしろ感謝された
"知らない/見えない 相手"を少し知ることで、抵抗感が和らいだのかなと思います。
また、次のような積極的な感想も頂き、素直に感動しました。
- ドキュメントではなく、コードにコミットしたい
- Issueだけでなく、PRも出したい
- OSSを一から開発したい
ぜひ、また企画をしてみたいと思います。
終わりに
OSSGateを通じて、今回5名のビギナーがOSSの門(Gate)をくぐることができました。
OSSを利用するだけなく、OSSへ貢献できる人が増えることは、とても素晴らしいことです。 これからも、継続して取り組んでいきたいと思います。
ちなみに
私はMonotaROに入社後に、ビギナー→サポータと体験させてもらいました。 tech-blog.monotaro.com 今回は、初ファシリテータにチャレンジしました。拙い進行だったのですが、 参加者の皆様にフォローして頂き、無事何とか終えることができました。ありがとうございました。