データから正しい意思決定を行うために全社横断プロジェクトにおける取り組み 〜マーケティング・テクノロジーフェア 大阪 2023 登壇レポート〜

データ基盤グループの吉本です。 6月22日(木)にインフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社主催で行われたマーケティング・テクノロジーフェア 大阪 2023にてデータ活用やデータ管理に関する取り組みの紹介を行いましたのでイベントレポートとして報告します。

イベント概要

www.tfm-japan.com

マーケティング・テクノロジーフェアは主にマーケティング活動におけるイベントで各種のセミナーや出展ブースがあります。

その中で、先日弊社が全社におけるデータ活用に取り組んでいることを受けて、データ活用の観点で話してほしいと主催者からご依頼いただき、今回登壇する形となりました。

私が登壇したセミナーは事前登録が満席となり、別会場でのサテライト配信や翌日のイベント内で録画配信も行われました。 最終的にサテライトならびに録画配信合わせて157人の方にご参加いただきました。

発表の様子

サテライト会場の様子

当日のスライドは↓です。

www.slideshare.net

発表内容について

MonotaROでは全社におけるデータ活用が進んでいる一方でデータ管理やガバナンスの観点で「集計値が合わない」「テーブルが多すぎてどれを使えばいいかわからない」といった課題がありました。 そこで全社横断でデータ活用/管理プロジェクトを発足し、指標を管理するためのツールとしてLookerを導入したり、既存のダッシュボードや指標、データ活用に関するナレッジの集約をプロジェクトを通じて行ったことならびに効果についてお話しました。

登壇後に質問をいただき、その中で「全社横断でのデータ活用を進める上でのポイント」についてお話がありました。 当日の資料でも軽く触れたのですが、一気に展開することはとても難しいので 説明会などで広く認知をしてもらう 具体的に特定の部署に分析ツールを使ってもらえるように支援し、その結果をワークショップなどで発表してもらう ことで分析の価値を理解してもらって新たに分析する人を増やすといった浸透させていくことが大事ですねという話をしました。

イベントならびに発表の感想

最初はイベントが「マーケティング系にもかかわらず、ほとんどマーケティングの話をしないので参加される方は少ないんじゃないだろうか...」と思ったのですが、前述したように多くの方にご参加いただくことができ、全社のデータ活用に関心が高いことを感じました。

参加者からは「データ活用に対する課題が多かったので、自社でもやれることが見えてきた気がします」「自社でも多くの部署と話をすることがあるので、疑問点が補完され、非常に参考になった」「実績に基づいた話で、具体的なツールも教えていただいたので活かせる部分があると感じた」といったような課題や取り組みに対して共感や参考になるといった声がありました。

また、自分個人としても入社後すぐにプロジェクトにアサインされて今にいたるため、これまでの取り組みを振り返り、総括できたことはとてもいい経験になったと思いました。

普段エンジニア向けのイベントにでることが多いのですが、今回はマーケターや経営層向けのイベントということで、いつもとは違う活気がありました。ChatGPT*1や物流の2024年問題など最近の話題や各社の事例紹介などセミナーも豊富でとてもおもしろいイベントでした。

最後に

データ基盤グループではさらに全社におけるデータ活用やデータ管理を進めていくためにいろんな取り組みを行っています。が、やりたいことが多すぎて人手が足りていません! もし弊社のデータ活用/管理における取り組みに興味を持ってもらったり、もう少し詳しい取り組みなどを聞きたい方はぜひカジュアル面談しましょう!よろしくお願いします。

*1:モノタロウでもChatGPTを社内でフル活用しています。 https://tech-blog.monotaro.com/entry/2023/07/19/090000