インターンシップ体験記 ~モノタロウ~

はじめに

こんにちは、筑波大学大学院の野川成己(のがわなるみ)と申します。この夏、株式会社MonotaRO様のインターンシップに参加してきました。

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図 1テニスの試合中の私


私は茨城県出身で、現在筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻博士前期課程1年次(長い)の学生です。趣味は体を動かすことで、テニス、サッカー、スノーボードが大好きです。今回は色々とご縁があってインターンシップに参加させていただきました。

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図 2モノタロウの受付入り口


株式会社MonotaROは、本社が兵庫県尼崎市にあります。私の住んでいる茨城県つくば市からはなかなか遠いので、色々と不安がありました。私にとって初めてのインターンであり、また遠方のため宿泊をしなければいけなかったので正直最初は「遠いなあ、つらいなあ、一人で行くの嫌だなあ」って思ってました。

というのは今だから言えることですけどね笑

終わってみると…

 

「楽しい!もう一回行きたい!なんなら就職!」

 

とってもとっても楽しかったのです。

何をしてきたの?

インターンシップは9/2から9/6の計5日間行われました。インターン生は私を含めて5人。それを2:2:1の三つにわけ、それぞれ別のテーマで業務を行いました。私は1人のところでしたが、親切で優秀なメンターの方が2人ついてくださったため、安心して業務に取り組めました。そのうちの一人が中国の方だったのですが、日本語がとても上手で、右も左もわからない私はひたすら質問責めしてしまった気がします。ちなみに中国の方は右の席、左の席は韓国の方でした。なんだか自分がグローバルな人材な気がして居心地良かったです笑

テーマは、「商品豆知識ページにファセット/ブランド絞り込み検索の導線を追加する」でした。

 

なんだそれ?

 

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図 3「軍手」の検索一覧ページ


モノタロウはイーコマースの会社なので、Webページを介して商品を売っています。そのため買い手は商品のページを目にするわけですが、モノタロウのページには製品それぞれに豆知識ページが備わっています(図3の右上赤丸部分)。軍手を例に説明していきましょう。

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図 4「軍手」の豆知識ページの一つ「軍手の種類と選び方のポイント」ページ


これが軍手の豆知識ページです。ここでは、軍手が何でできているか、どのように編み込まれているか、重さはいくらか、などなど色々な知識を得ることができます。

このページの下部にファセット/ブランド絞り込み検索ページのリンクを追加することが私の業務でした!

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図 5「軍手」のファセット/ブランド絞り込み検索のリンク

 

これです↑。これをたくさんの商品豆知識ページに追加しました。

 

なぜこれをやるの?

 

以前いくつかのページに試験的に追加したところ、追加してないページよりも明らかに直帰率が改善したらしいです。そのため、これをすべてのページに適用することになったそうです。直帰率改善については省かせていただきたいと思います。興味のある方はググってみてくださいね!

 

どうやったの?

 

業務の流れを大まかに説明すると、

APIから商品検索情報の取得→取得した情報から絞り込み検索のリンクを出力する関数を作成→豆知識ページのHTMLに追加→リリース!

といった感じです。関数はPythonで作成し、SQLでHTMLテンプレートのデータを操作しました。

インターンで学んだことは?

モノタロウのインターンを通して自分の中で変化したものは、「IT企業の見方、興味分野の幅」だと思います。IT業界のエンジニア、中でもプログラマに当たる職業はどうしてもブラックというイメージがありました。しかし、実際に職場の空気を1週間味わったところ全くそんな感じがしませんでした。朝の9時に出社ですが時間ギリギリにくる方もいました。また定時が夕方6時で、時間になったらすぐ退勤する方もいれば少しだけ仕事を片付けていきたいという方もいるような感じでした。

 

これがIT企業なのか、、?

 

みんな下向いて無表情でパソコンに向かっているはずではなかったのか、、?(偏見)

そんな気持ちは清々しく裏切られました。社員同士の会話に笑顔が絶えず、でも真面目で引き締まった表情で議論する姿勢、社員の多くがやる気に溢れている感じがありました。また、社員の方々もいい意味で私を気にかけず、いつも通り働いており、リアルな「現場」を体感できたと思います。もともと私はモバイルエンジニア一択だったのですが、ウェブ開発の最前線やデータベースを扱うサーバー側の業務も体験でき、今まで自分が触れてこなかった分野も「楽しい!」と思うことができたと思います。

今回インターン生として業務に携わり、私の書いたプログラムが実際にリリースされ、Webページという形でたくさんの方の目に届けられるという素晴らしい経験をさせていただきました。いくら真面目でもこればかりは学校で学べません。この経験は間違いなく今後の学生生活、就職活動に生きると思います。

最後に

この度は貴重な経験を誠にありがとうございました。声をかけてくださった青山様、面接をしてくださった久保様、メンターとして指導してくださった陳様をはじめ社員の皆様、本当にありがとうございました。

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図 6MonotaRO社長 鈴木雅哉様


あ、あと社長の鈴木様と話す機会をいただけました。スタイリッシュな方で、実物は写真以上にかっこよかったです。最終日に、インターンの感想を社長に直接伝えることができました。今思うとすごいことだと思います。

この体験記を読んで一人でも多くモノタロウに興味を持っていただけたら幸いです!