DevLove関西で「新しいメンバーがやってきた時にすべきこと」に思いを巡らせた

こんにちは id:yoichi22 です。弊社大阪オフィスで、 新しいメンバーがチームにやってきた時に行うこと - DevLOVE関西 | Doorkeeper に会場提供させていただき、参加しました。

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自分のチームでも昨年末に新しいメンバーが加わりチームのやり方の再構築をしていて、そこで役立つヒントをもらえたらとワクワクしながら開場。主催の中村さんの「DevLove関西はじめての人は居ますかー?」という問いかけに対して3人ほど手が上がっていて、毎回新しいメンバーが入ってくる、常に新たな人の興味を引くテーマを供給し続けられるDevLove関西すごいなーと思いました。

椎葉さんのセッション

椎葉さん本人の記事に「疑問に思ったので、みんなに教えてもらうことにしました。」とあるように、少し前に椎葉さんとご一緒した RSGT2019 とか OsakaNa DM で感じたのと同じ、みんなを巻き込んで一緒に作り上げていく感じの楽しいセッションでした。

bufferings.hatenablog.com

椎葉さんからの2つの問いかけ

  • 質問1:自分がチームに入った時、こういうの困ったなーとかしんどかったなーとか思ったことは?
  • 質問2:新しい人を受け入れた時にうまくいかなかったなー。こういうのをやってあげればよかったなーと思うことは?

に対し、それぞれが付箋に書いて前に貼り出してグルーピング。他の人の書いた付箋の中には、あーそれあるわーとか、それあったわーとかいうものがたくさんあり、現場は違えどわりと同じことが課題になるんだと感じました。

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私は質問1への回答で「こわがられている、きんちょうされる」と書きました。椎葉さんのセッションのはじめの方で、意図的なのかどうかはわからないですが、この人大丈夫かな?これからこのセッションはどうなるんだろう?と聴衆がスピーカーを心配して寄り添って応援しながら一緒に進みたくなる感じを醸し出しているのはひとつのいいやり方だなーと思いました。そのまま真似するのは難しいかもですが、ちょっと弱さを見せるとかはできそうなのでやってみようと思いました。

その後は椎葉さんが現場でいろんなチームを支援するときにやってること、意識していることを、「こうしてあげたい!」と「こうしてあげてる」の間の壁を崩してすり合わせていくという視点でいろいろ紹介してくれました。全てが参考になることばかりだったのですが、特に興味深かったのは若い人とベテランのペアで一緒にやってもらうときに、「明日若い人に聞きます、わかんなかったらベテランの方を怒ります」と期待値を伝えておくことで、自発的に情報共有をさせるという話。どうやるかの詳細を指示するんじゃなくどう評価するかの大枠を伝えておいて考えさせることで、チームメンバーの自発的な行動を促せそうなので自分も取り入れて行きたいなと思いました。

国平さんのセッション

国平さんからは環境構築の自動化、コード化の話を聞きました。新しいメンバーがやって来る前に自動化しておくことで、30分で立ち上がってもらい助けてもらうことができたという話がありました。

私自身も開発中のアプリデプロイの方法をステージング・本番へのデプロイの方法に近づけつつ自動化することに取り組んできていて、国平さんが話されていた「ステージング・本番への変更をローカルで何度でも素振りできる」ことの価値を実感しています。まだまだできることが限られている状況なので、これからも素振りできる領域をどんどん増やしていこうと思いました。質問として出ていた、本番との環境の差異(ロードバランサーの違いとか)の話もまさに先日はまっていた所で、そちらもいい感じに解決していきたいです。

ダイアログ

ダイアログではチームに新しい人が来た時にやっていることについて他の方と情報交換しました。私からは自分の現場の話として

  • ペアワークを導入した背景と、新しい人が来てペアワーク自体を見直していること
  • 期待値をすり合わせるのにドラッカー風エクササイズをやったこと
  • 上司からの提案で、新しい人とメンバーそれぞれとで1on1をやったこと

をお話ししました。同じテーブルの他の方のお話も聞いて、新しい人が来たら、一緒に寄り添ってしっかり会話することで、力の入れ方の濃淡とか、明文化できない暗黙知も含めて共有することが大事だなと再認識しました。

元々の目的だったチームの再構築に役立つヒントについては、その種になりそうな情報は入手できたものの、次これをやってみようという所まではまだ整理できていないので、引き続き考えて行動に落とし込み実践に繋げたいと思います。