緩やかな自己開示による継続的チームビルディング

こんにちは id:yoichi22 です。今回はチームビルディングの取り組みについて紹介します。

チームビルディングと聞くと、ドラッカー風エクササイズなどのワークショップを思い浮かべる方が多いかもしれません。チームメンバーが互いのことを知る、知ってもらう機会を作り、組織としてよりうまく動けるようにメンバーの関係性を高めるのがチームビルディングであり、その活動はワークショップに限ったことではありません。

ワークショップの場だけでなく、日々の仕事をこなしながら、チーム内のコミュニケーションの中で互いのことを知り合い、継続的にチームビルディングが進んで行くのが望ましいのですが、リモートワーク環境では、リアルなオフィスで席が近くに固まっている環境ではなかった、コミュニケーションの制約が存在します。

  • トピックが限定される。具体的な案件の相談とか、明確に形になったトピックについてコミュニケーションを始めることはあるが、まだ言語化できていないふわっとしたトピックで話し始めることは障壁が高い。
  • 偶発的なコミュニケーションが起きにくい。リアルなオフィスだと、「あちゃー」とか「しまったー」、「うわー」といった、反射的な呟きを起点として、「大丈夫ですか?」からコミュニケーションが始まることがある。リモートだとZoomを繋いでマイクオンにするというステップを踏まないと声は届かないし、Slackで呟くにしても、能動的に「言葉にして書く」という行動をしないと届かない。
  • メディアが限定される。カメラに映る範囲で二次元に射影された表情、マイク越しの声、チャット上の文字でのコミュニケーションはできるが、より広い範囲の三次元的な視覚情報や、香り、温度など、リモートでは共有されない情報が抜け落ちてしまう。

弊チームを取り巻く状況として、在宅勤務と出社のハイブリッドで在宅勤務日の比率が高いことや、チームメンバーの出社先のオフィスが大阪と東京に分散していることがあり、上述のようなコミュニケーションの制約の影響を大きく受けています。出社日をなるべく合わせる、拠点間の出張で同じ空間を共有するといったオフラインのコミュニケーション機会を増やす取り組みはやっているものの、結局リモートワークの時間の方が長いので、日々のコミュニケーションの中での継続的なチームビルディングが進みにくいという課題があります。

そのような状況の中で、うちのマネージャがやっているのが週末アンケートの取り組みです。それだけで課題がきれいに解消するというわけではないですが、コミュニケーションの制約を乗り越えるひとつのきっかけを与えてくれているので紹介します。

週末アンケートは次のような手順で実施されています。

  • マネージャが金曜になるとグループのSlackチャネルに定型のアンケートを流す
  • メンバーは仕事の合間に回答を書く。回答しなくてもいい。

やっているのはこれだけです。実際の定形のアンケートは次のように始まります:

任意回答なので、なかなか返信が付かないときもあります(みんな忙しい?)が、複数人が回答を返している週が多いです。ある日はメンバーから次のような回答がありました:

この時は、グループ内で新しいチームを結成し始動したという仕事の話題を最初に書いていますが、それに加えて仕事以外の休暇や体調の話題を書いています。仕事の状況の共有に加えて、ちょっとした自己開示の要素を付け足すことで、周りの共感を呼びコミュニケーションが生まれています。このときのようにSlackのスレッド上で別のメンバーが返信することもありますし、後日のチームミーティングや懇親会の際に話題に取り上げられたりして、各自の回答が次のコミュニケーションのきっかけになっています。

アンケートの問いかけでは、どういったことを書いていいかのオーダーは特にされていませんが、問いかけたマネージャ自身もたまにアンケートの回答を返信していて、そのときに仕事以外の話題への言及をしているのが、何を書いてもいいという雰囲気を作り、心理的安全性を高めているように思います。ある日のマネージャ自身の回答はこうでした:

コーヒーこぼすと悲しいですね。私もこないだこぼしました😢。上司が自らの失敗の話やラーメンの話を書いていると、何を書いてもいいんだという気持ちが高まりますね。心理的安全性が確保された状態でその日の私が書いた回答はこうでした:

仕事のこと、仕事以外のこと、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、感情や気付きを気兼ねなく自由に書けています。この回答をきっかけに何か会話が生まれたかというと直接的には何もなかったと思いますが、書かれた項目からどういうことを気にする人なのか、どういったことを面白がる人なのかをちょびっと知ってもらう機会になっているのではと思います。

このように週末アンケートを通して、互いの自己開示を緩く促す仕組みが、その後のチームのコミュニケーションのきっかけとして緩く効いている気がしていて、弊チームを取り巻く環境で行われている一つの継続的チームビルディングの取り組みとして紹介してみました。

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